バイク販売店を長いことしているが、最近は中古とマメタンが人気

バイク販売店を長いことしているがバイク販売台数は年ごとに売れるようになってきている。バイク販売店仲間の話ではバイク販売台数は減ってきているというが私の場合はその逆だ。中古(旧車)と新車では中古、大きさでは小さめのバイクの販売台数が増えている。自動車は若い人が乗らなくなったということで売れなくなったという話は良く聞くが、バイクも車と同じで今の若い人たちは興味が無いらしく他のバイク販売店に聞くと販売台数は減ってきているという。そんな中で売れ筋としてはマメタンやトライアルバイクなど小さめのバイクだ。マメタンが売れるのはわかるがトライアルバイクはもともと競技用なので普通に乗るために購入しているのかどうかはわからない。昔はトライアルバイクというと中古で買う人が多かったが最近はトライアルバイクに限っては新車で買う人が増えている。新車では小さめのバイクが売れるというのは車のほうも軽が売れるようになったという話なので原油高のせいもあるのだろうがバイクのほうも手ごろな車両が求められているようだ。昔は若い男なら皆、750ccやハーレーダビッドソンなどそれ以上のバイクに乗りたがったものだが今は事情が違うようだ。

CRM80もNS1も販売する。そしてマメタンもトライアルバイクも同一店舗で販売する

私のバイク販売店が上向きになってきた秘密を、少し公開しよう。長年バイク販売店をやっているが、2年前まではお客さんが減る一方で、そろそろ店を閉めようかを思い悩んでいた頃、あるマーケッターに相談した。これが、その後バイク販売を辞めなくて良くなったどころか、売上げが伸びるようになった。次の3つがポイントになった気がする。(1)他店と同じ事をやっていないか?(2)販売できるバイクの種類は豊富か?(3)チラシを出しているか?簡単に言ってしまえば、バイク販売店という従来のスタイル、既成概念を取り払うことが大切なんだなということだ。バイクを買う潜在需要は必ずあるし、バイク販売の競合は少ない。また、バイク販売店は大きい必要が無い。自転車のように、スーパーや量販店にも売っているわけではない。バイク販売までしているスーパーや量販店など、ほとんど無い。また、取り扱うバイクの種類も、できれば私のように、なんでも扱えるようにできれば、なお良い。メーカー直ならばCRM80も、NS1も販売する。垣根を飛び越えマメタンもトライアルバイクも販売する。新車も旧車(中古車)も販売する。

中古バイクで盛り上げる

メーカーとの直契約店の場合はなかなかそうもいかないが、それでもヤマハやホンダやスズキなどメジャーどころならば、単一メーカーでも需要はあるだろう。ただ、自分の販売店のテリトリーに住んでいる人がみな自分が取り扱うメーカーで済むかといえば、そうもいかないので、そこは他のバイク販売店と相談して、互いに紹介し合えるようにすれば良い。1人紹介したらいくらとか、販売価格の何パーセントかをいただくとか。但し中古に関しては難しいので、中古バイク専門販売店と紹介制度を作ることがお勧めだ。さすがに私の場合は中国製バイクは扱っていないが、もし中国製バイクでもアメリカ製でも、扱っている業者が近くにいれば紹介手数料稼ぎができるかもしれない。車が売れなくなった分、バイク販売の需要を開拓するのはチャンスだ。ここで、自分のバイク販売店の特徴、セールスポイントをよくあらわしたチラシを撒く。場合によっては、他の販売店のバイクも載せ、紹介手数料をもらうか協同広告というかたちで広告費を浮かせる。少子化で若い人の人口が減っても、逆に年配者への需要は、やりようによって拡大する。原油高で車が売れないなら、車と燃費で比較しバイク販売に結びつけるという手もある。

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